5月8日は世界卵巣がんデーです
5月8日は世界卵巣癌デーです。
主催しているのは、World Ovarian Cancer Coalition (WOCC)
worldovariancancercoalition.org
WOCCは、2013 年5月8日に世界中の卵巣癌に関連する約200の団体および組織のリーダーたちによって創立され、卵巣癌の啓発と意識向上、連帯活動を行っています。
日本では、卵巣がん体験者の会「スマイリー」が公式団体となっています。
当団体は非加盟ですが、その趣旨に賛同支持します。
一般に「サイレントキラー」と呼ばれる卵巣がんですが、WOCCが世界中の卵巣がん患者およそ 1,500 人に対して行った調査The World Ovarian Cancer Coalition Every Woman Studyによると、10 人中 9 人の女性が診断前に複数の特異的な自覚症状があり、その 3 分の 2 以上が、診断前に卵巣がんという病気について何も知らなかったことがわかりました。
卵巣がんの症状を自覚していたのに適切な医療機関の受診に結びつかず、早期に病気を発見できない。このことが多くの女性を苦しめています。
診断の遅れを減らし、多くの女性の命を救うためには、卵巣がんがどのような病で、その初期症状がどんなものであるのかを女性が知り、広く共有されることはとても重要です。
ぜひ、みなさん、5月8日の世界卵巣がんデーには、卵巣がんについて知り、考え、伝えていきましょう。
知ることが、女性を救います。
卵巣がんとは?
2019年に卵巣癌と診断された女性は、1万3,888人
2021年に亡くなった女性は、5,081人
最新の5年相対生存率(2009年~2011年)は、60.0パーセント
人口あたりの罹患率は20.7 例(人口10万対)
人口あたりの死亡率は7.7 人(人口10万対)
つまり5,000人にひとりが卵巣癌になっている計算です。
卵巣がんは日本女性では9番目に多い
卵巣がんと診断される女性は増えつづけている
卵巣がんで亡くなる女性は増えつづけている